長く働くためには必要なこと

2010年に超高齢化社会となり、2025年には65歳以上が約30%、2060年には約40%に達すると言われています。年金のシステムが破綻していくのは明らかで、本来の受給年齢よりもさらに引き上げられると予想されているので、少しでも長く働くことを考えなければいけません。仕事は技術を高めて経験が豊富になれば有利ですが、同時に加齢による体力の衰えなどで働くことが厳しくなる場合もあります。

介護業界は超高齢化社会を迎えてなお人手不足気味で、新規参入しやすいのが特徴です。しかし、現場での仕事は自分が介護側の年齢に近付くと厳しくなる場合も多く、別の仕事を視野にいれておくことも必要になるでしょう。そのためには、キャリアアップをして施設長やホーム長といった管理側に回ってみる、もしくはケアマネージャーやサービス提供責任者などに就くのも良いかもしれません。自分自身で直接介護をしなくとも間接的に行えるので、将来を見据えて方向を決めてくださいね。

ただ、キャリアアップはしようと思ってできるわけではなく努力が必要で、働いて経験を積み重ねるだけではなく、必要な資格取得も重要と考えられます。大切なのは将来設定を早めに立てておくことで、若い頃の方が記憶力も良く、資格取得の勉強をするには有利です。

介護業界はこの先も需要が高いことが推察されますから、適した職種を選べば長く働き続けるのも可能となります。年をとっても困らないようにキャリアアップして、続けられる仕事に就くのが大切ですね。